2016年4月14日木曜日

論文の書き方講座をした話

構造化が適切になされていない,可読性の低い,人類には早すぎる論文の爆誕を阻止するために,ゼミで論文の書き方講座をしました。こういうことをずっとやりたいと思っていたのですが,どんなふうに教えれば効率がよいかわからず,1年以上悶々と考え続けた成果物です。
文章の構造を教える上で, Markdownに白羽の矢を立てました。構造化を意識すると”気持ちよく”文章を書けるのがMarkdownだと思うんですよね。Pandocでテンプレートを指定して,卒論フォーマットのWord文書に変換できると知ったのもポイント高かったです。実演してみせたとき,学生さんから「おーっ」と声が上がり,「あ,いまのたかし的にポイント高い!」って思いました(謎)
エディターにはMeryを採用しました。アウトラインが表示できるのも便利です。また[外部ツール]の実行ができるので,これを利用してクリック一発でPandocを呼び出せるようにしました。
参考までに,Windows版のPandocは次の場所にインストールされます。
%UserProfile%\AppData\Local\Pandoc\pandoc.exe
昨日の記事Markdownで書いてMarkdown HereでHTMLに変換しています。もちろんこの記事も。Markdown便利ですね。
Markdownを書けるようになることではなくて,文章の構造化をできるようになることが最終目標ですから,別にWordで書いていただいてもよいのです。この講座がちょっとでもお役に立ってたらいいんですけどね。ついでに,オープンソースソフトウェアっておもしろいなあって思ってもらえたら嬉しいという気持ちもあったりします。ちょっとだけですけどね!