2016年10月11日火曜日

「おとな」になるということ

もうずいぶん前に自動車学校に通い始めたと言っていましたが、卒業検定に合格し、本日免許を取得しました。これで「運転できるのはマリオカートだけです」と言わなくて済みます。

免許を持っていなかったことは僕にとってちょっとした劣等感になっていて、じゃあ取ればいいじゃないかという話なんだけど、なんだか取りたくない自分もいて、ずっと取ってこなかったんですよね。そもそも車には(免許をとったいまも)さっぱり興味ないですし、それを言い訳にしてきたところもあります。

なんでずっと取りたくなかったのかな、とぼんやりと思いを巡らしてみると、要は「おとな」になりたくなかったんだと思います。僕にとって免許持ちは「おとな」で、免許のない自分は「車に乗る」という責任を回避できる「こども」でした。「できない」ということは、活動の範囲が狭いということでもありますが、逃げ口上にも使えてしまうところがあるように思います。免許をとったいま、いよいよ「おとな」の仲間入りになるのかなあ、などとぼんやりと考えています。もちろん37歳なのでとっくに大人なんですけどね。

たかが免許ひとつで何を大げさな、と思われちゃいそうですが、僕にとってはけっこう大きなテーマなんです。子どものときに一度時間が凍りついてしまった自分の。

まあ通勤には相変わらずチャリを使うつもりですが。でも、仕事の幅は広がりますねー。