2016年5月4日水曜日

なぜ私はガルパンにハマれないのか

偶然あんこう鍋を食べに大洗に行ったことのある割には、『ガールズ&パンツァー』を観たことがなく、周りに観ろ観ろと言われ続けてきました。映画化され、10回以上足を運ぶガルパンおじさんも現れる中、Amazonプライムビデオで配信されていたので、先日ようやく全話観ました。

結論としては、やはりハマれなかったのです。

周りの人がハマっているのに、なんでかなあと考え続けてきたんですけど、ようやくその理由がわかってきました。

それは、私は「非日常を非日常として描かない作品が苦手だ」というものです。

ガルパンは、戦車道というものがあって、戦車に女子高生が乗るのが乙女のたしなみだということが前提でお話が進んでいきます。この時点でもうだめなようです。「それってどういうことなの?」、「どういう過程でそういう話になったの?」といちいち考えてしまいます。いちいち考えて、ある程度自分の中で納得できたら楽しむことができるのですが、ガルパンについては私は納得できないまま最終話を迎えてしまいました。

たぶん、いちいち難しく考えちゃうみたいです。ぶっ飛んだ世界観を提示して、「これが当たり前だよ。それ以上考えなくていいから」というのを前提にされると、私の場合すごく困るみたいです。

同じことは『艦隊これくしょん~艦これ~』にもいえて、なぜ戦艦が若い女性(艦娘)として描かれているのか、そもそも戦艦がなぜお風呂に入っているのか理解に苦しんでいたら、よくわからないまま終わってしまいました。

非日常の世界を提示して、その裏設定を視聴者に考えてもらうことをエンターテイメントの要素の1つとして取り入れている作品は好きみたいです。『AIR』とか『魔法少女まどか☆マギカ』とか、まさしくそうですよね。

あと、メカメカしいものに対する憧れがまったくないので、戦車とか戦艦とかの魅力もよくわかりません。そういうのよりも、キャラクターが成長する人間ドラマに興味があるみたいです。

日常ものでいうと、『けいおん!』は成長物語です。ちょっとわかりづらいですけど『きんいろモザイク』も成長するお話です。一方で『ご注文はうさぎですか?』はあまり成長が描かれていないように私は感じているので、そんなに好きではありません。まあ、チノは成長していってますけどね。

でも、終わりなき日常に閉じこもってしまうのは好みではないです。『けいおん!』は卒業の続きを描かないで、あのままちゃんと終わってほしかったなあ。

アニメ以外でいうと、『007 スカイフォール』はジェームズ・ボンドもかっこいいですし、苦悩しながらも成長するボンドを描く人間ドラマがすごく好きですね。3回くらい観ました。『海街diary』もすごくよかったです。

だからなんだという話ですが、自分の中で一定の結論がでたのでまとめてみました。こういうこともいちいち考えちゃうのが僕の癖なんでしょうねえ。